ノーベル賞受賞者で、
免疫システムに関してそれまでの常識を覆す
新しい発見をした利根川進博士は、
理学部出身で、免疫学は全くの素人だったそうです。
なまじ専門知識のある玄人は、
「教科書と違う。自分は間違っている」となるけど
予備知識のない素人は、
「なんだ?おかしいぞ?」って素朴な疑問を持ち
前例や固定概念を外して考えるので
それまでの常識を越えていく。変えていく。
それが進化や進歩の歴史には欠かせないことなのです。
と、この本に書いてありました。
これってUMIのブロックを緩めるときと
一緒だと思いました。
いままで自分が学んだことが絶対だと思って
あってるか間違ってるかにこだわって
「頭」で考えてしまいます。
これ、以前の私ね。
「なんだ?おかしいぞ?」の声は心の奥から
遠くに聞こえてるのに
「頭」でうち消していました。
親からの教えや
友達が言ってたから
TVでやってたから
たった1回の失敗で論外になったもの
たった1回の成功で万能だと思ったもの
私の頭の中の教科書は、
そうやって作られました。
だけど、
そのうち
なんでこんなに嫌なのにやってるんだろう?
なんでいちいち誰かの許可がいるんだろう?
なんで??
「なんだ?おかしいぞ?」
に気づいたら
今までの自分の考える常識外れの行動を取ってみます。
気を使っていたのをやめる
引き受けてたのをやめる
または引き受けてみる
やってみる
すると、
これが結構なんでもなかったりします。
今まで何をこだわっていたんだと。
私は、人体実験で「人の役に立たない」というのを
やってみたことがあります。
やろうと思ったときに浮かんだ気持ちは「怖い」です。
何が怖いかといえば、
役に立たない私は嫌われるんじゃないか
もう二度と声をかけてもらえないんじゃないか
価値がないと思われるんじゃないか
だったのです。
ということは、役に立つ代わりに
私を嫌いにならないでね、
次も声かけてね、
価値があると認めてね、
と言いたかったことが見つかったわけです。
とても親切な「利他」に見えて
思いっきり「利己」だったわけです。
そんな心のせまーいよわーい自分を認めて
断ってみたら・・・
なんか気持ちいい^^
なんも怖いことは起こらない。
そこではじめて、
ほんとうに、人の役に立ちたいと「利他」で生きられると
プラス貯金ができていくのです。
自分の持っている教科書は
アップデートが必要です。
「なんだ?おかしいぞ?」
に気づいたら
『自分の』常識外れの行動を取ってみる。
それが進化や進歩の歴史には欠かせないことなのです!
山中先生や、村上先生の手相は見たことはありませんが、
ひとつのことに熱中するオタク系の人は、こんな頭脳線の人が多いです^^
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