感情線の見方 子どもの心、親知らず。

著者:國本ひろみ

感情線の見方 子どもの心、親知らず。

子どもって、そこ!?ってとこに命かけるんです!

たとえば・・・

43本のローソク

 

 

 

 

 

 

 

舞台は高度成長期、町工場の家がひしめく東京の下町。

主人公の少年は、“いちごのショートケーキ”を見に、毎日のように町のお菓子屋さんに足を運んでいた。

買うのではなく、ただ見るだけの日々。

ケーキ屋のおばさんは不思議に思いながらも、そんな少年を見守りつづけていた。

ある日、なけなしのお小遣いを握りしめ、少年は満を持して念願のいちごのショートケーキを買いに行く。

 

それは、だいじな人を守るための、少年の一途な想いと決意にあった……。 (冨山房HPより)

ケーキを見張る!?

少年は、毎日ケーキ屋さんに行って、ケースの中のいちごのショートケーキをね、ただじーーっと見て帰るんです。

昭和40年代の東京の下町では、いちごがのったショートケーキはまだまだめずらしく、上等品です。

お店のおばさんは思いました。

「あの子、そんなにケーキを見るのが好きなのかしら?」

「それとも、食べたいけど、買ってもらえないのかしら?」

「お父さんやお母さんはどうしているのかしら?」

少年が通い出して2週間ほどたったある日、

おばさんは、冷えたカルピスとお店には出せないショートケーキの切り落としをあげました。

すると少年は、カルピスだけ飲んで、お店を出て行ったのです。

「どうしたことでしょう?」

おばさんは、余計なことをしたんじゃないか、傷つけたんじゃないかと落ち着かない気持ちになりました。

きっとね、

私も同じようなことすると思います。

毎日毎日、ただケーキを見に来るだけの少年に、何がしたいんだろう?

その目的がわからないので、こちら側が想像して、よかれと思うことをしてあげたくなります。

で、的外れなことして勝手に落ち込んだり、場合によっては怒ったり、ね(-_-;)

さて、この少年がなぜ毎日ケーキを見に行ったかというと・・・






ケーキがなくなったら困るので、毎日見張りに行ってたのです。

ええ!?ケーキは毎日作ってるって知らなかったのーー!?

でも、なんでそこまで一生懸命になってるの?

お父さんの「やくどし」の誕生日に、お兄ちゃんとお金を貯めていちごのショートケーキをプレゼントしようと決めたから。

お兄ちゃんの友達のお父さんが、「やくどし」の誕生日の年は、病気やケガをしやすいって教えてくれたから。

もうすぐ、お父さんは病気になるかもしれない・・・

仕事中に大けがをしてしまうかもしれない・・・

だから、お父さんが苦しまないように、なんとかしたい!

悪いことをおっぱらうために、いちごのショートケーキに42本のローソクを立ててお祝いしたいから!!

なのですーーー!!

ま、いっかいこの絵本読んでみてください。

43本のローソク

 

 

 

 

 

 

 

42本のローソク

こんな一途な思いを、子どもはもってるんです。

私達もそうだったよね!

常識とか、他人がどうのとか、正しいとか、あってるとか、

そういうんじゃないんです。

大好きな大好きなお父さんのために、

「やくどし」をおっぱらいたいんです!!

一途な少年の手相をみてみると・・・

一途な少年の手相は、きっとこういうの。

感情線

 

 

 

 

 

 

感情線が、人差し指と中指の間まで伸びています。

子どもの心、親知らず。

いえ、「手相」ならわかりますよ。

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