UMIカウンセリングで、悩みを解決された方の実例をご紹介します。
「UMIカウンセリング」は、自分の心のブロックを解消するカウンセリングです。
カウンセリングを希望されたきっかけは、「子どもの不登校」です。
そこから、思わぬ展開になりました。
Kさんにはじめて会ったのは、初夏のことでした。
写メを送って頂いてZOOM鑑定が多い中、こうして遠いところをわざわざ会いに来てくださる方もなかにはいらっしゃって、私は、冷たいお茶を用意して待っていました。
45歳の彼女はスタイルがよく、とてもお洒落な方で、悩みを持っているとは思えない朗らかな笑顔が印象的でした。
彼女のお悩みは、こういうのです。
中2のお姉ちゃんと、小6の弟くんの二人同時に不登校になり兄弟げんかがすごくて、困っている。
夫は、私の気持ちをわかってくれない。
子どもの話もなんだか他人事だしっ。
実母もそう!自分のしんどいときだけ、頼ってくる。
「家族」は私を困らせる存在だーー!!
UMIカウンセリングでは、その困っていることを、ひとつひとつ感情を掘り堀りしていきます。
「で、どう思うのですか?」
「なぜ、そう思うのですか?」
<フツーだれでもそう思うでしょ!>ということを、常にこうして掘り下げます。
これは、ときによって<責められた、わかってもらえない>と感じる方もいらっしゃいます。
または、今まで投げかけられたことのない質問に、頭がこんがらがる方もいらっしゃいます。
だけど、ここ、とっても大切なところなんですね。
自分が自分に問いかける。
なぜならば、知りたい答えは外にはなく、自分の中にしかないのですから。
自分の中とは、潜在意識のこと。
そこから、聞きだすのです、UMIカウンセリングで。
Kさんは、一生懸命に自分に問いかけました。
「私はなぜこんなに悲しいのだろうか?
何をわかってほしいのだろうか?
わかってもらえないと、どうなりそうと思っているのだろうか?」
掘って掘って掘り進むうちに、暑い夏が過ぎ・・・
私がKさんに久しぶりにお会いしたのは、季節がすっかり変わった秋の日のことでした。
その顔はとても晴れ晴れとしていて、興奮気味にこう仰ったんです。
「くにもとさん、あたしね、あたしにね、ご清聴ありがとうございました!!って言いたい気分なんですっ!」
私も思わず前のめりになり、その話に引き込まれました。
ついに!Kさんは生きづらさを感じていたその重い鎖を、【誰かが】ではなく、【自分が】巻いていたことに気づいたわけです!
いかに自分が自分のことを無視していたか、一番わかっていなかったのは、自分だということでした。
そしてわかろうとしなかった、いやしたくなかったのは、すべては【お母さんへのあてつけ】だったということが判明したのです。
自分で悪いほうへ悪いほうへ持って行って「いま、私がこんなに不幸な気持ちでいるのはお母さんのせい」というのが言いたかったのでした。
たとえば、ご主人は、Kさんに「たまには飲みに行っておいで」と優しい声もかけてくれるのですが、それさえも「そんなことで解決するか!」と怒る始末です。
「もうみんな敵!こんな目に合うのは、お母さんのせいだからね!!」
そう言いたいがために、「こんな目」的な解釈ばかりになっていったのでした。
そういう自分の本音を、Kさんははじめて知り、愕然としました。
なにしろ、ほんとうに全部見事にそこに結び付くのですから。
はじめて知った自分の本音です。
お母さんがかわいそうだと思い、役に立とうとしたのにKさんにはそれができなかった。
「じゃあもうできるだけ、私も幸せになるのやめておくわ。
ね、わかってる?この思いを!お母さん!!」
声にならない声が、ずっとそう叫んでいたのでした。
自分の気持ちに問い続け、自分の声を聞けたときお母さんは不幸じゃないというのが、わかりました。
ということは・・・もう不幸せなフリするのも、必要ありません。
やがて、子どもたちの登校日は増え、ご主人の言葉に愛を感じることができ、
今は施設に入っているお母さんとの関わりもとてもラクになったそうです。
3回のセッション、最後がすごく間が開きましたが2回のセッションのおかげでほんとに遺跡発掘のように
ゆっくり自分を掘り起こすことができました。
ひとつ、先程の話の中で伝えきれなかったこと思い出しました。
長女がヒステリックになり情緒不安定になった小四の時、
母を呼んで見せつけてたのには、
もう一つ感情があり、それは、
「私こんなにしんどいねん、見て!なんとかしてよ。
私ずっと我慢してたのに、今こんなしんどいねん。
ずっと我慢しててん。気付いてよ。」
でした。
もちろんその時は意識にありませんが
自分と向き合ってるうちに気付きました。
我慢しててんなぁ。。とその後ワンワン泣きました。
そんな感じでたくさん思い出して気付いては
泣いて、1人の子供を育て直したような気持ちです(笑)
ありがとうございました。
自分の気持ちに問うて問うて、「ご清聴ありがとうございました!!」とまで言いたくなったKさん。
ほんとうによかったですね!
自分で腑に落としたことは、絶対に忘れません。
そして次のステージへと進めます。
ほんとうに、すごいです!!
「子どもの不登校」はKさんにとって、しんどいことでした。
でも、そのしんどさにもメリットがあったわけで、メリットを感じている限りは状況はなかなか変わりません。
ですが、メリットではなくなると・・・?
お母さんが変わることで不登校問題も、すんごい変わるんですよ!
そのためには何をすべきか?
それは、全部自分の中に答えがあるのですからー!
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